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2015年8月20日 (木)

オーチャードにて

「青い種子は太陽の中にある」

寺山修二生誕80年、蜷川幸雄80歳。
そんな文句にひかれて、久しぶりに蜷川作品を観に行ってきた。

私にとって初のオーチャードホール。

作品の舞台は、1963年。
オリンピック前の高度経済成長の途中。
混沌とした時代。
ルンペン、朝鮮人...そんな言葉が飛び交う戯曲。

何だろう...
作品と劇場がこれほど合わないかんじは...。

1人の朝鮮人が、アパート建設の現場で足場から落ちて、死んでしまう。
しかしその建設現場は、事故をもみ消し、死体をコンクリートの中に隠す。
その一部始終を目撃した青年は..,

猥雑な、空気が立ち込める世界なのに、なんだか絵空事のように見える劇世界。
その街に生きる、いわゆる
底辺で生きる人が必死で生きてる感じがしない。

時代を身体で表現しようとする感じが、作品を生き生きとしなかった。

主演の亀梨くんと高畑充希ちゃんが検討していただけに、長く演劇をやっている役者たちの勘違いががっかりだった。

音楽が松任谷正隆というのもやはり違ってたな。
シーザーがいいというわけでは ないけど、ポップスでまとめられてもね...

そしてなぜ歌詞をサイドに字幕を出す必要があったのか?
歌詞は歌で伝えるべきだろう。
伴奏と歌のバランスも悪かった。

話題性で作品を作るのもいい。
化学反応を期待するのもいい。

ただ、今回は違ったかな。

体調も決してよくないであろう蜷川さんが手がけるべき作品ではなかったのでは。

ただし2000席の客席の9割は亀梨くんのファンで私のような目線では観ていなかっただろうけど。

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