お芝居no話

2016年10月10日 (月)

尽きない情熱

東京芸術劇場にて「UP」
大好きなダンサー勅使河原三郎とジャズピアニスト山下洋輔とのセッション

もちろんリハーサルを積んではあるのでしょうが、生の空気で変わっていく生きた作品。
勅使河原さんも時に楽しそうであったり...本当の黒馬も登場し、馬の足音が打楽器となってリズムを刻む。
ラストのショスターコビッチのワルツのアレンジが秀逸で、春に見た「もう一回」からのアレンジに興奮した。

天才と天才の競演は本当に贅沢な時間でした。





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2015年8月20日 (木)

オーチャードにて

「青い種子は太陽の中にある」

寺山修二生誕80年、蜷川幸雄80歳。
そんな文句にひかれて、久しぶりに蜷川作品を観に行ってきた。

私にとって初のオーチャードホール。

作品の舞台は、1963年。
オリンピック前の高度経済成長の途中。
混沌とした時代。
ルンペン、朝鮮人...そんな言葉が飛び交う戯曲。

何だろう...
作品と劇場がこれほど合わないかんじは...。

1人の朝鮮人が、アパート建設の現場で足場から落ちて、死んでしまう。
しかしその建設現場は、事故をもみ消し、死体をコンクリートの中に隠す。
その一部始終を目撃した青年は..,

猥雑な、空気が立ち込める世界なのに、なんだか絵空事のように見える劇世界。
その街に生きる、いわゆる
底辺で生きる人が必死で生きてる感じがしない。

時代を身体で表現しようとする感じが、作品を生き生きとしなかった。

主演の亀梨くんと高畑充希ちゃんが検討していただけに、長く演劇をやっている役者たちの勘違いががっかりだった。

音楽が松任谷正隆というのもやはり違ってたな。
シーザーがいいというわけでは ないけど、ポップスでまとめられてもね...

そしてなぜ歌詞をサイドに字幕を出す必要があったのか?
歌詞は歌で伝えるべきだろう。
伴奏と歌のバランスも悪かった。

話題性で作品を作るのもいい。
化学反応を期待するのもいい。

ただ、今回は違ったかな。

体調も決してよくないであろう蜷川さんが手がけるべき作品ではなかったのでは。

ただし2000席の客席の9割は亀梨くんのファンで私のような目線では観ていなかっただろうけど。

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2014年11月15日 (土)

スリル・ミー初観劇

韓国でも今年も上演されていて、過去にジェボムさんも出演していたミュージカル「쓰릴미」(スリルミー)

一度は観てみようと思った矢先、ちょっとしたご縁で日本版をみることになり...

そしたら、なんとジェボムさんが韓国で「쓰릴미」(スリルミー)に出演するという!

なんだこのタイミングは?!

すでに心はソウルに飛んでますが...まずは日本版。
伊礼彼方 × 田代万里生 ペアを しかもこのペアの初日を観て参りました。



お席は6列目の真ん中ブロックやや上手より。
贅沢だわ〜

だいたい見る気満々だった割に、予備知識ほぼなく。
なので、ストーリーも含めてかなり新鮮に感じることが出来ました。

伊礼さんの力強さと線の細い田代さんのバランスはとても良かった。

俺はすごいんだ!

自分を鼓舞し、どんどん破滅に向かっていく彼と彼への思いに引きずられ、取り返しのつかないところまで行く私。しかし、そこには彼への真っ直ぐな思いゆえの....どんでん返し。

欲をいえば、彼の父と弟への劣等感と反発がこの奇行に走らせたという部分がもっと繊細に浮き上がると良かったかな。

重いテーマの中の心の駆け引き、ぶつかり合い。
私は演劇好きなので、もっともっと追い込んだ様子をみたい気がした。
これはあくまでも個人の趣向ですが...

それにしても演出が素晴らしかったな。
無駄なものを削ぎ落とした空間、明かりの入りのタイミング...
イメージがゆるがない演出家の作品は本当に面白いと思う。

いい脚本があっても、よさが全く出せてない、そんな作品を観た後だったので余計に感じました。

3組観たい気はするけど、銀河劇場という地の利と8000円のチケット代を考えると、これ以上は
無理ですが。

それにしても....

これをジェボムさん...

見る前からドキドキ。
が.......

12日の1次チケットオープンにて5分足らずで完売。
いつもはある、チケットの戻りもごくわずかでこちらも瞬殺。

観に行けるのだろうか....?

私の本命は1月後半〜2月なのだが....




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2014年10月26日 (日)

韓国版「半神」

野田秀樹さんの「半神」が韓国キャストで上演されると聞いた時、とにかく観たい!と思った。

先にソウルの明洞芸術劇場で幕を開けてからの東京公演。
本日観て参りました。



てっきり字幕上演だと思い込んでいたら、入るなりイヤホンガイドを渡された。
これには面食らった。
さあ、どうしたものか...

20数年前、大学に入った当時、友人たちと観に行った作品。
野田さんのシュラ、山下容莉枝さんのマリア。
こんな話だったはず〜的な断片的な記憶はあるものの、そのあと未見につき...。
独特のことば遊びがあったりと、半神はそれでもわかりやすい本ではあるけれど、字幕なしで行けるかな...

イヤホンは一瞬試みたものの、やはり良くなくて、真剣に心の目でみることに(笑)

シャム双生児の話であったこと、心臓が一つなのでどちらかしか生きられないと、そんな話であったことはよく覚えていた。

観ながら、そうだったそうだったと思い出すこともあったり...

80年代?90年代?
演劇が元気だった頃、形にはまらないものがたくさんあった。

そんなころ絶大な支持を得ていた夢の遊民社。

そんな時代を彷彿させるエネルギーと作品の素晴らしさを実感できる公演だった。
韓国のオリジナルで、こうした型にはまらないオリジナル作品に出会ったことが、私はまだない。

たぶん役者さんたちも刺激的な創作作業だったのでは。
韓国の役者さんたちにそれほど熟知してないのでこの方々 、日本で言うどんな役者さんたちに当たるのかはわからないけど、本当にみなさん素晴らしかった。先生役のイ・ヒョンフン배우、体がよく動き野田作品にぴったりの役者さん。

最初は韓国語にだいぶ、置いていかれてたけど、耳がだんだん慣れて行き、半ば以降、すっかり没入でき号泣でした。

でもやはり何より「半神」と言う作品が素晴らしい。その言葉に尽きるな。

観に行って良かった。そして日本のマスコミに迎合したキャストでなくて良かったと心からおもいます。

31日まで。みんなに観て欲しい...

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2014年7月31日 (木)

演劇の力

更新出来てない。
まあ、自分の日記だから大勢に影響はないんだけどね。

ジェボムさんにもリダにも会いました。

幸せすぎて廃人になりました。

でも、今日お芝居観て、また自分を取り戻した?!

「朝日のような夕日を連れて2014」

自分が芝居を劇場で観るようになった、演劇シーンのあつかった90年代。
初演はもっと前ですが...
演劇の熱への懐かしさ、普遍的なメッセージ、
なんだかドキドキしました。
多くの人がこの作品に出会ってくれたらな。


やっぱり、演劇が、お芝居が好きです。

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2014年4月30日 (水)

美輪ワールド

何年かぶりに、美輪明宏様主演「愛の讃歌」を観てまいりました。
美輪さまの舞台は「毛皮のマリー」
のル・テアトル銀座での公演以来。



ル・テ銀がなくなってしまったので、今回は新国立劇場の中ホール。
何度にも渡って再演をしているこの作品、最初はパルコ劇場?それともジャンジャン?

いずれにしても、もっとコンパクトな空間で作り上げた作品。
やはり作品のつくりと劇場の空間がマッチしておらず...これがパルコだったらと...なんとも残念な気持ちになりました。

そして、2回の休憩を挟んで4時間弱の公演。
美輪さまのエネルギーは凄いな。

2幕の終わりで恋人を失い失意の中唄いあげる「愛の讃歌」は圧巻でした!
本当に歌に感動して涙が止まらなかった。

そうしたら、3幕が...。

ピアフの一生を描くのには、美輪様的には3幕も必要だったのでしょうが、私としては2幕で終わって欲しかったな。

良くも悪くも美輪ワールド。
ほとんどの観客が満足されているのだから、いいのかもしれないけど...
あれだけの方と対等に作品を作れるそんな演出家がいたらいいのにと...
そうしたら歴史に残るすごい作品が生まれるのではと思った時間でした。

個人的にはやはり「毛皮のマリー」の方が好きでした。

ちなみに私は美輪教ではありません(笑)

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2013年11月17日 (日)

意外にも....?

自分のブログを読み返して見たら、ジェボム씨のことばかりになっていて自分で驚いてます。coldsweats01sweat01

さて、そんな中でも意外に、お芝居観たり映画見たり、ジムで登ったりしてるんですが...good

最近観たものは、
「エドワード2世」「鉈切り丸」
劇団桟敷童子「紅小僧」
映画「人類資金」

お芝居は、お付き合い諸々で見ているものばかりですが・・・

演劇ってホントにいろいろ。

200人くらいのスズナリから、1800人のシアターオーブ。

いずれも面白かった。

「エドワード2世」はシェイクスピアほぼ同じ時代の劇作家マーロウの作品。
演出は円の森新太郎さん
シェイクスピア劇よりも人物描写が砕けていて、すこし手を加えたのかと思っしまったほど。
エドワードを演じた柄本佑さんの飄々とし姿と新劇出身者が多かったおじさまたちとのバランスも良く、日本でほとんど紹介されてない戯曲の上演としては手堅いしあがりになっていた。

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こうした眠っている作品を探し出し、作品にあった上演形態を探って行くことをし続けている新国立劇場は、ホントに素晴らしい。

「鉈切り丸」
リチャード三世を鎌倉時代に置き換えて歴史的に謎の多い、範頼が主役。
いのうえ作品は正直あまり好きではなかったけど、今回はホントに素晴らしかった。
戯曲と演出そして俳優陣のバランスが素晴らしく、無駄に笑に走ることもなく...もう少し短ければ...と思った以外は楽しめました。

桟敷童子はすっかり人気劇団になっているようで、土曜日の夜満席でした。
いつも仕掛けで驚かされるけど、スズナリでもやってくれました!
若かりし時、お仕事で一緒になった方々が、縁を繋いで、ご一緒している姿が嬉しかったです。
この劇団はホントに気持ちが一つになって前を向いてるんだなと
感じられた時間でした。


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で、演劇は当たりが多かったのに、
びっくりするくらい残念だったのが「人類資金」

阪本順治vs佐藤浩市そしてユ・ジテ。
ならば是非!と思って行ったけど、キャスティングが全てを壊したと言えるほど、問題だらけで壮大にしすぎて、結局そのスケールに追いついてなかった。
森山未來とユ・ジテの好演以外に見るとこなしだったな。
ただなんで韓国人のユ・ジテをキャスティングする必要があったのかは疑問です。

そして本日はジムでひと登り。
調子は良くなかったけど1本クリア。up


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2013年10月 2日 (水)

久しぶりの長塚作品

9月最後の観劇は葛河思潮社「冒した者」
長塚圭史さんの阿佐ヶ谷スパイダースと別に作品を提案するユニットらしい。

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三好十郎の1952年の作品を今この時に上演する。

一つ屋根の下に8人がそれぞれ暮らす。医者とその妻。医者の弟で復員してきた学生。進駐軍を相手に働く女とその父。その家の持ち主の遠縁で昔は芸者だったという女。その女の許嫁?の男。広島で被爆し、盲目の女性。そして語り部となる、書けなくなった劇作家。

そこに現れる一人の男。

みんなが戦争によって何かを失い、そんな中でもがき暮らして行く様。
喪失感と戦いながら生きる様。

あの時代に、原爆というとてつもないものを作り出した人、そしてそれによって失われた多くの命。

その時の憤りのようなエネルギーがものすごい力で迫ってきた作品だった。

シンプルな舞台の上で、膨大なセリフによって語られて行く物語。

俳優の力量がしかと問われる作品の中でみんなが健闘したゆえに成立している作品となっていた。

私の勝手な印象だけれど、長塚さんの演劇の対するアプローチが、ロンドンへ行く前と今では変わってきているよう。

人間は変化しながら、新しいものを生み出すものなのかも。

なぜ今この作品なのかも含め、
とても有意義な時間を過ごせて気がした。

小さい劇場だけど大入り。

キャストへの興味だけでなく、作品の奥にあるものをひとりひとりが掴み取って帰ってくれているなら、日本の演劇シーンもまだまだ希望があるように思う。

まあ、私は単純に長塚作品のファンでそれだけで観に行ったから偉そうなことは言えませんが(笑)

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2013年9月 8日 (日)

久しぶり〜勅使川原三郎 「第2の秋」

大好きなダンサー勅使川原三郎。

初めて出会ってからちょうど20年か・・。
ダンスの公演期間は大抵短く2、3日。
タイミングが合わないと見逃す事が多い。
最近はシアターXで作品を発表している事が多いようで、遠い立地のあの劇場・・
なかなか足が向かない・.
気がつけば、3年ぶり?の観劇となりました。
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今回の作品は、『第2の秋 〜 この秋は終わらない』
私は、あまり、予備知識を持たないで作品をみる。
今回も1週間前にチラシを手にとり、それだけで足を運んだ。
ブルーノ・シュルツ作品に生きる
時間の無い生命が踊る
拡張するダンス
ブルーノ・シュルツを知らなかった私は、ここに原作がある事を知らなかった。
作品を観ているうちに勅使川原作品としてはかなり、具体的な物語の香りがした。
終わらない秋・・
その言葉をなぞるわけではないけど、何とも言えない様々な感情がそこには表現されている気がした・・。
なんだか、ぐっと心の中をつかみ取られて、1時間強の時間が終わった。
肉体から発せられる、エネルギー。
私は、やはり、説明のしつくせないものが好きな様です。
余韻のままに、席を立つはずが、これまたしらなかったのだが、アフタートークなるものがあった。
芸術劇場の支配人高萩さんの進行で、夜想の編集長・今野裕一氏との対談形式でした。
せっかくなので、そのまま聞いていると、シュルツはポーランドの作家で、日本ではそれほど多く読まれている方ではないらしい。
短編の中に、四季を取り上げているけど、どの作品もドラマティックに描かれているわけでもないよう。
この第2の秋も3〜4ページの作品とか。
春から秋と作品の創作を続け、今回はこういう作品になっただけど、これがシュルツ作品をとりあげた集大成というわけではないとか。
かつては海外の招聘作品もよく観に行っていたけど、最近はもっぱら私のベクトルが韓国に向いているので、ある意味久しぶりに違う空気と刺激を存分に味わいとても楽しい有意義な時間を過ごせました。
シュルツ、読んで見ようかな・・.

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2013年8月17日 (土)

初めてのアミューズミュージカルシアター

予定がなくなり、先生もソウルの帰省していて授業もなく...さてなにして過ごすかと...考えてたら...この人?!とシアターガイド見てびっくり。
5月ソウルでキム・スロプロジェクトの「ヨーロッパブログ」の出ていて、あまりの歌の素晴らしさにいつかまた!と思っていたキム・ジェボムが六本木の劇場に出ている!
HPみたらまだまだチケットあるみたい。
行くかどうするか悩んでると、なんと土曜の夜はサイン会もあるとか。
結局二日前にチケットを予約して行ってまいりました。

先着50人。

1000人弱の小屋で50人....

なんか結構激戦?

開場30分前に着いたらまだ10人足らず(⌒-⌒; )
かなりやる気満々な私?


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待っている間に声をかけた方とお話をしながら待っていると、彼女もヨーロッパブログの彼の歌にやられて、静岡から見にきてました。
パンフを購入しあっけなくサイン会の整理券をいただき...
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いよいよ開演。
安東の旧家で父の死をきっかけに戻ってきた兄弟。
「家門の栄光」のような家柄で、突然兄弟二人の前に現れた女性をきっかけにすでに亡くなっている母の死の真相がわかって行く。

字幕は両端にでる。

古臭い言葉も多かったりするし、あるとついつい字幕見ちゃうのよねsweat02

ジェボム씨の歌の第一声からもう鳥肌が...
やっぱりこの人素敵だ~
言葉が胸に届く歌を歌う。
客席はホントガラガラで多分100人入ってないかも?
そんな中で最小はやりにくそうにみえた出演者たちだったけど、リピーターの方々が客席を引っ張って、手拍子や拍手満載でだんだんと熱くなって行った。
韓国ならではの内容で、演出もなかなか上手く整理されていてなかなか見応えのある公演でした。
カーテンコールは撮影OK!

カメラ持っていかなかったことを激しく後悔。weep

客席がいっぱいだったらもっともっと盛り上がっていい公演になるだろうになー。
アミューズ、頑張れ!!!!

終演後サイン会。
整理番号順かと思いきや、並んだ順...
握手も写真もダメ、お話もダメと...

マンネの何百人っていう時も握手してくれたのにね~

「ソウルでヨーロッパブログみました。とても素敵でした。それで今回見にきたんです。ファンになりました」
と言ったら照れながら、カムサハムニダと言ってくれました。

もう一人の方にも「お二人の出ているヨーロッパブログみました。また日本にきてください」
と...

いちお、今日は流石に吃ることなく言えたよ(笑)

はにかんだ姿にまたキュンキュンw

キム・ジェボム씨 は目下、私にとって韓国のミュージカル俳優でNo.1です!
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帰りは駅まで、今日顔見知りになった方とご一緒してください、「大学路できっと再開できますねー」と言いながら別れました。

そのあとはお一人様で、リダのサインのあるお店で参鶏湯食べて帰ってきましたー
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